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報道機関に発表した知事のコメントです。

平成23年5月17日 原子力安全・保安院からの玄海原子力発電所における緊急安全対策に係る確認結果説明を受けての知事インタビュー(テキスト・動画)


知事インタビュー【動画 YouTubeへ】(5分35秒)

○記 者
 時間が限られていますので、全体的な印象で、知事は聞き役に徹するということだったんですけれども、全体的に他の幹部職員からは津波対策だけでいいのかという部分ですとか、ちょっと釈然としないというような言葉もありましたし、少しあれだけでお墨付きを出すのは時期尚早だったのじゃないかというふうな感じを受けたんですけれども、知事の受けとめを教えてください。
○知事
 きょうが出発点に立ったということだと思います。話を聞く中で、一定わかるものもあれば、むしろ疑問がわいてきたところもございます。
 例えば、この地震について、本当に地震により直接の損傷がなかったのかということについては、今はそういうデータがないからそうではないんだみたいなお話だったわけでありますけれども、そうしたことについては、そういう理由だけで地震では何も損傷はなかったということにはならないんではないかと思っておりますし、MOX燃料とウラン燃料では、それほど違いはないんだという話もありましたけれども、それについても、敷地外のデータもきちんと示していただくということは求めました。
 このように、きょうはお話を伺いながら、保安院に対して、さらに確認をしていただくべき事項、さらに説明を尽くしていただくべき事項について、いわばこちらのほうから宿題を出させていただいたという意識でございます。このプロセスを経たから次ということではなくて、まずは、この保安院との間のやり取りを続けていって、私どもの、そしてまた、県民の納得や理解が得られることになるのかどうかといったところが引き続き課題になると思っております。
○記 者
 当面は、玄海2号機、3号機の再開について、県としてどういう判断を出すかということだと思うんですが、これはまだまだ聞くべきことが多いなという印象でしょうか。
○知事
 まだまだ聞くべきことは多いと思います。また私どもだけではなくて、議会もこうしたことを考えておられるということでもありますので、その議会での御議論なども耳を傾けていかなければいけないと思っております。
 いずれにしても、きょうは初めて、出発点であり、何かの道筋が見えたというところではないということだと思っています。
○記 者
 きょうわかったところというのは、主にどういったところが理解できた部分でありますでしょうか。
○知事
 津波対策について福島と同じだけの誤差の津波が来た場合には、一定の期間内に冷温停止まではいかないまでも、危険にならない状態に抑えていくんだということについては、それは一定の流れというものは理解できたと思っております。ただ、正式に資料をいただき、お話を伺ったのは、きょうが初めてでございますので、これはあくまでも私の感想でございまして、本当にそういう認識を持っていいのかどうかについては、また専門家の意見も聞いてみたいと思っております。きょうのところは、まずは伺ったというところにとどめておきたいと思います。
○記 者
 あの浜岡だけがなぜなのかという部分も聞かれていたと思うんですけれども、その点では。
○知事
 ここはもう私がもう一度発言しようかと思ったぐらいでありましたけれども、原子力安全保安院としては、浜岡を止めるべきだとお考えになったのか、止めるべきでないとお考えになったのか、そこがいまひとつよくわかりませんでした。浜岡については、中長期の対策を行うまでは、むしろ、全部止めておく方が安全だというふうにお考えになったから、そうされたということなのか、それとも、そうでなかったのか、何かよくそこのところがわからなかったなと思っています。
 今度、なぜ浜岡だけなのかということについては、きょうの説明だけでなく、また、我々なりに、また原発協としても、そういう大臣など関係者の方々に説明を求めていく場というものをつくろうという話もしていますので、いろんな場をとらえて、納得のいく説明を求めていきたいと思います。

○記 者
 そこが納得できないと、玄海の安全性は担保できたと言われても釈然としない部分が出てくるということですか。
○知事
 そうですね、安全だと思うが、中長期対策をするまで全部とにかく、さらなる安全のために止めましょうと言われたほうが私、すっきりすると思うんですね。いわゆる電力供給のことを考えなければ。それとか、例えば、保安院が、保安院の立場においても、緊急安全対策は有効だと考えるけれども、地震の可能性は極めて高いので、これについては、保安院としても、中長期の対策を講じるまでの間、止めるべきだという判断を保安院としては示していただいていたということであれば、その保安院が大丈夫とおっしゃっているからにはというふうな、むしろ、安心感も出てこようかと思うんですが、そこはどっちだったのかがわからないというのがどうも釈然としなかった部分であります。すとんとおなかに私自身も落ちるような説明をまた改めてお伺いしたいと思います。

○記 者
 浜岡については、やっぱり大臣クラスに聞く必要があるということですか。
○知事
 まずはといいましょうか、大臣クラスにもお伺いする必要があると思います。



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