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平成23年7月8日
県主催の「玄海原子力発電所 緊急安全対策 県民フォーラム」
を終えての知事インタビュー(テキスト・動画)
![]() 知事インタビュー【動画 YouTubeへ】(11分41秒)
○記者 今日の説明会、多くの方の県民参加で様々な意見、激しいやりとりもありましたけども、主催者としての率直な受け止めをお願いします。 ○知事 県内各地からたくさんの人に来ていただいたことにまず心から感謝を申し上げたいと思います。そしていろんなお考え、お立場はあったかと思いますけれども、それぞれの参加者は、私はいろんな意味で実りのあるものを持って帰られたのではないかなと思います。実りというのは、保安院の説明されることが正しいと思われた方もいらっしゃるかもしれませんし、やはりそこは違うのではないかと思われた方もいらっしゃるのではないか、そういう意味で一人ひとりにとってはやりとりができ、前回よりはつっこんだことができたという意味において、実りがあったと言えるのではないかと思っています。 ○記者 参加者からもこういう説明会をもっとやったがいいという意見があったんですけども知事はいかがでしょうか。 ○知事 今回のものは前回のものがやや消化不良だったということで、それをふまえて、2回で1回みたいな感じの1シリーズというふうに思って行いました。今のタイミングではこうしたやり方で行うのはこれで1つの区切りだと考えています。ただ、これからストレステストも行われるようですし、情勢がどうなるかわからないという部分もありますので、今後どうやって保安院の側、国の側から見たら緊急安全対策や電力の需給についての理解を深めていくかということになりますし、また県民理解を進めていくためにどういう取り組みをしたらいいのかということについては、これはそのフェーズが変わった時に考えるということになろうかと思います。 ○記者 第二部の質疑応答のときに女性の方からこういう声がありました。国の方針がふらふらして定まらないので判断できないと知事がおっしゃると、しかし、佐賀県民の命を守る立場として知事がこうすると判断示してほしいという声が上がっていましたが、それについてはどうお考えですか。 ○知事 エネルギー政策は国の政策ですから、まずは、基本は私はやはり国に示していただきたい、総理にきちんと明確にしていただきたいと思っています。それはこの夏を迎えて原子力発電所を再起動するということが総理は本当に必要とお考えなのか、あるいは、今日参加された方が言われていましたけども、この夏あるいはこの秋、必ずしも原子力発電所を動かさなくても我が国社会はやっていけるのではないか、そういった声もあります。総理がどのようにお考えなのかということをしっかりうかがって、そのうえで判断をしていくべきだと私は考えています。 ○記者 つまりその方がおっしゃいたかったのは、佐賀県知事として、佐賀県民の命あるいは健康を守るためにどうしようというのかその意思が見えてこないということをおっしゃっていたんだと思うんですけど、今のお答えになっていないような気がするんですけどもいかがでしょうか。 ○知事 佐賀県民の命とくらしを守るというのは私の職責として当然求められているもんだと思っています。ただ、このエネルギー政策について、特に今回の再起動をどうするかという問題について、佐賀県単独で独自に決められるものでもないと考えています。国が政策として行うことである以上は、国がどう考えているのかということをしっかり踏まえたうえで、県としての判断をしていくということが私はエネルギー政策においては必要とされていると考えています。 ○記者 佐賀県民の命を守るということと国のエネルギー政策を比べた場合、国のエネルギー政策を優先させるという意味なんでしょうか。 ○知事 国のエネルギー政策もしっかり見ながら、佐賀県民の命とくらしを守るという仕事を果たしていくということです。 ○記者 どのように果たされるというふうにお考えなのでしょうか。 ○知事 まあ、これは基本的な姿ということですので、命とくらしを守るということを基本に置きながら、この原子力政策についても、そのほかについても、どういうことをやっていけばいいのかということを判断するということに尽きるかと思います。 ○記者 つまり、受動的に過ぎるんではないかという趣旨だと思うんですが、結局受動的であらざるを得ないというふうにお考えなのでしょうか。 ○知事 今回のたとえばストレステストの実施についても、もともとは総理の方でこうしたことをやるということをもともとおっしゃってなかったと思います。それは私どもの方が、能動的に政府に働きかけをして、総理のこの再起動に対する考え方が見えないから、是非とも明確にしていただいて、佐賀県に来ていただきたい、このことを強く求めた結果、こうしたことが生まれてきていると思っています。こうしたことを考えたときに私はひとり受動的にやっているということではなく、国に求めるべきものは求めて、対応してきていると考えています。 ○記者 求めるべきものというはつまり、来てほしいとおっしゃることが求めるべきもの ○知事 たとえばその一つがそうだということです。 ○記者 それは佐賀県民の命を守ることにつながっているということなのでしょうか。 ○知事 だと思います。それはそうだと思います。 ○記者 他には何か無いんでしょうか。 ○知事 そもそも、保安院やエネ庁の説明、それが果たして本当にそうなのかということについて、必要なチェックを加えていく。そして、必要があれば、専門家にも話を聞いていく。こうしたことも行ってきています。こうしたこともまさに命とくらしを守ることの一つの取り組みだと考えています。 ○記者 佐賀県にはそういう何か、福井県のような常設の委員会がないと聞いたんですが。 ○知事 常設の委員会はありませんが、これまで様々な会議などでご意見を伺っている先生たちはいらっしゃいます。そういった方々を含めて意見をお伺いしています。 ○記者 何回ぐらいお聞きになったのですか。専門家の方に。 ○知事 今回の地震の影響で重大な損傷があったのではないかという件については、2人の先生にお伺いをしました。何回というのではなく、この大きな事柄について佐賀県の判断というか、佐賀県が持っている印象、そういったもので果たして大丈夫なのかということについて確認をいたしました。 ○記者 その2人の方に聞いたことで、佐賀県民の命とくらしを守るという責任を果たされたとお考えなんでしょうか。 ○知事 それは、基本的な姿ということですので、これを一遍やれば終わるというものではないと思います。常にやっていかなければいけないことだと考えています。 ○記者 どのようなことをお考えなのでしょうか。 ○知事 それはこれからも含めてということですから、今具体的にということではありませんけれども、これからもやっていくということです。 ○記者 知事、すいません。今日の説明会を終わりましてですね、これから一つの節目を迎えたということをおっしゃられたんですけど、今後の、今見えてる範囲での考え、これからどういうふうに県として安全性の議論を進めていこうかとお考えになっているでしょうか。 ○知事 まずは、しばらくはそのストレステストのあり方についての議論が国で行われると思いますので、その意味では、その様子を注視するということがメインになるのではないかと思います。また、ストレステストの位置付けなどについて、関係閣僚間で共通の認識というものがいつか示されると思いますので、そういったものを見ながら、どういう対応をしていくのかということを考えるようになるということだろうと思います。私のこれは印象でありますけれども、その日々何か新しいことが起きるということよりも、そういうストレステストや国の統一見解といったものを見ていきながら、ということになるのかなと思っています。 ○記者 ストレステストをやりながらでもですね、開始前でも、安全性の論議は多分できると思うんですけども、安全性の論議とか、こういう説明会とかはやっていかない、やっていかれないのでしょうか。 ○知事 安全性の論議、今日こうして開いたような形での県民説明会は、一応これで一つの区切りと言いますか、と考えています。ただ、例えばストレステストをやりながらになるのか、やり終わってからになるのか分かりませんけれども、その次の段階でまたこうしたことをやってほしいという声があれば、その時に考えるということになると思っています。 ○記者 今日出ておったんですけど、九州電力のメールの話なんですが、九州電力と知事と何かやりとりをされたというのはございますでしょうか。 ○知事 この件については、いくつかのやりとりは、謝罪の電話があったりとか、そういったところはございます。また、経済産業省の方にお詫びに行かれるということでございましたから、そういったことについてなどのやりとりといったものはいたしております。 ○記者 謝罪の電話はあって、社長の方から。 ○知事 社長の方からございました。 ○記者 何て言われたのですか。 ○知事 大変御迷惑をおかけしましたということでございました。 ○記者 知事は玄海2、3号機の安全性はクリアされたと今でも思っていらっしゃるのでしょうか。 ○知事 私は、2号機、3号機の安全性については、私どもの疑問点がチェックされた、という意味においては安全性というものは確保されていると考えています。それは今でもそう考えています。そしてそれは、経済産業省においても同じようにお考えだというふうに思っています。 ○記者 ストレステストはそうすると・・・ ○知事 ストレステストは更なる安心感のために行うということを、経済産業省の方でそうおっしゃっています。ですから、安全性は確保されたうえで、更なる安心のためにということで、そのために行うというふうに私は理解をしています。 ○記者 そのストレステストで夏場までの再稼働が難しくなり、年内までの再稼働も困難という見方もあるのですが、電力不足心配されていますが、知事として九電とそういうことに関して説明を受けたりはしていますか。 ○知事 電力不足が確かに心配ではありますが、一方で国の方で、この電力の供給についてはしっかりやって行くということも言われています。我々としてはその部分において、いま直接できることはありませんので、電力の供給については、もちろんいろんな意味で、一般のお客様や大口の工場などの方々に協力をお願いするということはあるにせよ、大きな混乱が生じないようにしていただきたいと思っています。 ○記者 やってほしいという声があればというのは、具体的にはまた議会からそういうふうに要請があればということ、それとも原対課の方にまたメールとかもいっぱい来ると思うのですけども、どういったことで声があればというふうに。 ○知事 そこは次のどういうタイミングで、どういう形でやるのかということについて、今のところはノーアイデアですので、そこはまた新しい見解があった時に考えていきたいと思っております。もちろん、議会でどういう議論があるかというのはもちろん大事な要素でございます。
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