平成23年11月1日放送
佐賀県瀋陽代表事務所・佐賀県香港代表事務所開設、TPP(環太平洋パートナーシップ 協定) |
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先週になりますが、中国に海外事務所が開設されました。現地にも行かれましたが、いかがでしょうか。
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現地、遼寧省の瀋陽(しんよう)に、県民の訪問団132名の方と一緒に行きました。(瀋陽は)人口700万人とか800万人くらいの街なんですが、ここに日本の自治体として初めて、佐賀県が瀋陽代表事務所をオープンさせました。中国側から見ても、省都・瀋陽に代表事務所を構えてくれたと、大変な歓迎をしてくれまして、製造業とか、薬とか、農業技術とか、そういったことについて、佐賀県の企業と遼寧省の企業でいろんな交流や提携をしていきたいという強い期待が寄せられました。この瀋陽という街は、昔から東北部の中心地です。かつては遼寧省というと、大連が非常に発展していく街だったんですが、今それが内陸部に移りつつあって、瀋陽はその発展の代名詞みたいになっているんです。我々は、それを佐賀県の発展にうまくつなげて行きたいと思って、今回事務所を構えました。中国への進出をお考えの企業の皆さんたちもぜひ、この事務所を使っていただければと思います。南のほうでは、香港に代表事務所を同じ日付で構えました。香港のオープニングイベントは、来年の春節のときにやろうと思っています。佐賀県はすでに佐賀牛などを出していますが、この香港との取引を考えたいという企業の方もぜひ、いろんな意味で相談をしていただきたいなと思っています。
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TPPなんですが、この件、知事自身どのようにお考えでしょうか。
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あまり議論が進んでいない中で、APECでとにかく答えを出さなくてはいけないという、APECへのお土産というにはあまりにも問題が大きすぎると思っています。一般的に私も自由貿易は拡大していかなければならないと思っていますが、自由貿易にはいろんなレベルがあって、EPAやFTAなど、我々から見たら、非常に重要な品目を除外する形での自由貿易の体制というものも考えられると思います。それをまったく抜きにして、いきなり例外を認めないというTPPといったとても高いハードルのものに参加するといったことを表明するということは、私は行き過ぎていると思い、反対しています。先日も、JAの集会のときにそのことを申し上げました。今回のTPPの参加国、アメリカがメインなんですが、その他に、オーストラリアやニュージーランドといった国も入ろうとしているんです。ところが日本は一方で、オーストラリアとの間には、EPAの交渉を進めようとしているんです。なにもTPPだけが自由貿易のやり方ではないと私は思っています。工業製品の輸出がこれでできるようになるという見方もありますし、私も理解できないわけではないんですが、ほとんどの工業製品というのはすでに関税がほとんどゼロに近い形になっているんです。その分について、仮に関税がTPPでゼロになったとしても日本のメリットはあんまりない。一方で、農産品には、かなり高額な関税がかけられています。それがなくなると、アメリカなどの農産物が大量に日本に入ってくるということは、否定できない事実だと思うんです。TPPに入るメリットもないわけではないと思いますが、そのメリットよりも圧倒的にデメリットのほうが多くなるというのが私の考えです。現時点で入っていくということには反対をせざるを得ないと思っています。
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